嫁が脳卒中で倒れてから7年。私は限界を感じ始めていたある日、嫁の元へ向かった。嫁はテレビをみていたが、私は言いたいことを我慢できなくなり、その場で話しかけた。私は嫁を愛していることを伝え、嫁は涙を流しながら「好きよ、ごめんなさい」と言った。それは、4年ぶりの会話であり、私たち家族にとっては大きな瞬間だった。娘も介護に限界を感じていたが、この出来事で再び嫁が一番苦しんでいることを気づかされた。私たちは過去に、嫁の農家出身を理由に親族からの傷つけた言葉をあったが、嫁は微笑みと無言で聞き流し、私たちを守ってくれた。娘も家族の苦しみを理解し、自分自身を改めることを決めた。私たちは家族を愛し、これからも共に過ごしていくつもりだ。